シャワーの水圧が弱いのは給湯器が原因？効果的な対処法も紹介！

使っている給湯器が以下のケースに当てはまる場合、シャワーの水圧が弱くなってしまうことがあります。

・貯湯式の給湯器に変えたばかり

・給湯器が故障している

・給湯器の号数があっていない

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

貯湯式の給湯器に変えたばかり

給湯器には、

・直圧式→そのままの水圧で利用できる

・貯湯式→減圧を行うため水圧が弱くなる

上記2つの種類があります。このようなことから、直圧式の給湯器から貯湯式の給湯器に変えると「水圧が弱い」と感じる可能性が高くなるのです。

給湯器が故障している

給湯器が故障している場合、シャワーの水圧が弱くなります。給湯器は一般的に10年前後が寿命とされていて、時間の経過とともに劣化が進みます。劣化が進むと、内部の部品に不具合が生じやすくなり、結果として正常に作動しなくなってしまうのです。

給湯器の号数があっていない

給湯器のスペックは「号数」で示されます。号数が大きければ大きいほど一度に使えるお湯の量が増えるため、ある程度の水圧を維持できます。しかし、号数があっていない場合、洗面所やキッチンなどで同時にお湯を使うとシャワーの水圧が下がってしまうのです。

では次に、給湯器が原因でシャワーの水圧が弱くなっている場合の対処法について、詳しく解説していきます。

直圧式の給湯器に買い替える

貯湯式の給湯器の水圧に満足できない場合は、直圧式の給湯器に買い替えるのがおすすめです。先ほども解説したように、直圧式の給湯器は水道の水圧をそのまま利用できるため、シャワーの水圧も強くなります。エコキュートのほとんどは「貯湯式」を採用していますが、中には「高圧給湯タイプ」の給湯器もありますので、オール電化で直圧式の給湯器に買い替えられない場合などは、ぜひ検討してみてください。

今よりも大きい号数の給湯器にする

給湯器の号数を大きくすると、一度に使えるお湯の量が増えるため、お風呂以外でお湯を使っていたとしてもシャワーの水圧が弱まりにくくなります。家族の人数が多い場合は、今よりも大きい号数の給湯器に変更してみましょう。

シャワーヘッドを変える

給湯器の交換には、高額な費用がかかります。そのため、頻繁に買い替えるのは現実的ではありません。最近給湯器を交換したばかりの方は、シャワーヘッドを変えてみるのがおすすめです。低水圧用のシャワーヘッドに交換することで、水圧が若干強まる可能性があります。

給湯器の修理や点検を行う

シャワーの水圧が弱い原因がわからない場合は、給湯器に何らかの不具合が生じている可能性があるため、点検をしてもらうことをおすすめします。点検には費用がかかる場合がほとんどですが、給湯器が使えないと日常生活に支障をきたしますし、症状が悪化すると点検費用とは比べ物にならないほど高額な修理費用が発生しますので、早めに相談しましょう。

シャワーの水圧が弱いからといって、必ずしも給湯器に原因があるとは限りません。以下、給湯器以外に問題があるケースをいくつか紹介していきます。

元栓が閉まっている

水道の元栓が閉まっている場合や、完全に開いていない場合、水圧が弱くなります。特に、引っ越し直後や水道点検直後は元栓が閉まっている可能性が高いため、一度確認してみてください。

水道管から水漏れしている

シャワーの水圧が極端に弱くなった場合は、水道管から水漏れしている可能性があります。特に、豪雪地帯では水道管が凍結しやすく、破裂や破損も起こりやすくなります。また、地震が原因で水道管が破裂してしまうケースもありますので、明らかにシャワーの水圧が弱くなった場合は、一度業者に連絡をしてみてください。

シャワーヘッドやホースが劣化している

シャワーヘッドが目詰まりを起こしている場合や、ホースが劣化して水漏れを起こしている場合も水圧が弱くなりやすいです。しばらくシャワーヘッドやホースを交換していないという場合は、一度状態を確認してみましょう。その際に、少しでも劣化が見られた場合は、早急に新しいものへと交換することをおすすめします。

高階層に住んでいる

マンションによっては「重力給水方式」を採用しているケースもあります。この場合、上の階に行けば行くほど水圧が弱くなりますので注意が必要です。持ち家の場合は、給湯器を変えるなどの対策ができますが、マンション（賃貸）の場合はそういうわけにもいきませんので、低水圧用のシャワーヘッドを試してみましょう。

シャワーの水圧が弱い原因は、給湯器にあるかもしれません。特に、給湯器の号数が合っていない場合や、故障している場合は極端に水圧が落ちる可能性がありますので注意してください。ただし、給湯器以外に原因があるケースもありますので、あらゆる可能性を頭に入れながら確認を行いましょう。どうしても原因がわからない場合は、業者に点検を依頼するのがおすすめです。