給湯器を長持ちさせたいと考えている方の中には、「配管カバーってつけた方がいいの?」という疑問を抱えている方もいるでしょう。そこでこの記事では、給湯器に配管カバーをつけるメリットとデメリットについて、詳しく解説していきます。
1:給湯器の配管カバーってそもそも何?
配管カバーは、その名の通り配線の腐食を防ぐための設備です。給湯器に配管カバーを取り付けることによって、雨風から守りやすくなりますし、凍結も防ぎやすくなるため、結果として給湯器が長持ちしやすくなります。また、配管カバーは「見た目を良くする」という役割も担っています。配管カバーを取り付けることにより、配管が見えなくなるため、スタイリッシュな印象を与えられるようになるのです。
給湯器の配管カバーの基礎知識
では次に、配管カバーの基礎知識を紹介していきます。これから紹介する知識を頭に入れておかないと、配管カバーを設置してから後悔する可能性が高くなりますので、しっかりと確認しておいてください。
絶対につけなきゃいけないの?
配管カバーは、あくまでも付属品であり、絶対につけなければならないという決まりはありません。法令で定められているわけでもないですし、配管カバーをつけなければ給湯器が動かないということもないため、不要な場合は業者に伝えておきましょう。
配管カバーをつけなくても良いケースとは?
給湯器の配管カバーは、配管の劣化を防ぐ目的で使用されることが多いですが、以下のような場合はつける必要がありません。
・給湯器を屋内に設置している場合
・パイプスペース内に給湯器を設置している場合
配管カバーは、5,000円~10,000円前後するものが多いため、不要な場合はハッキリと断りましょう。
2:給湯器の配管カバーをつけるメリットは?
では次に、給湯器の配管カバーをつけるメリットについて詳しく見ていきましょう。
配管の劣化を防げる
配管カバーを取り付けることによって、配線の劣化を防ぎやすくなります。なぜなら、雨や風による影響を軽減できるからです。また、ネズミやタヌキなどによる害獣被害も防げるため、給湯器を長持ちさせたい場合は取り付けることをおすすめします。
外観が良くなる
配管カバーを取り付けることによって、目隠しのような役割を果たしてくれるようになるため、見栄えが良くなります。色味も統一できますし、ホコリなどの汚れも拭き取りやすくなるため、給湯器を常に綺麗な状態にしておきたいと考えている方にはおすすめです。
いたずら防止に繋がる
配管カバーは、いたずら防止にも繋がります。配管がむき出しになっている場合、小さなお子さんが触ってしまったり、ペットが嚙みついたりする可能性もありますが、配管カバーをつけておけばこのような事態を防げます。
3:給湯器の配管カバーをつけるデメリット
配管カバーをつけるデメリットは特にありませんが、強いていうなら費用がかかることでしょう。先ほども解説したように、配管カバーには5,000円~10,000前後の費用がかかることが多いため、トータルコストが高くなってしまいます。配管カバーをつけない場合は、5,000円~10,000円前後の節約になりますので、コスパを重視している方は取り付けない方が良いかもしれません。
給湯器の配管カバーはどうやってつける?
では次に、配管カバーの取り付け方について詳しく見ていきましょう。
DIYで取り付ける
配管カバーの取り付けには、専門的な知識や資格が必要ないため、やろうと思えばDIYでも行えます。自分で配管カバーを取り付けることによって、業者に依頼した場合に発生する作業費用を節約できますので、コスパを重視している方はDIYで挑戦してみてください。また、中には配管カバーを作成するところから自分で行う方もいますが、これはあまりおすすめできません。配管カバーが持つ効果をしっかりと引き出したい方は、メーカーから出ている純正の配管カバーを購入しましょう。
業者に依頼する
配管カバーの取り付け方が良くわからない方や、スムーズに取り付けたい方は、業者に依頼するのがおすすめです。業者に依頼することによって、手間や時間をかけずに配管カバーを取り付けられるようになります。ただし、業者に依頼する場合は本体代金5,000円~10,000円に加えて、作業費用が5,000円程度発生してきますので、事前に確認しておきましょう。
4:まとめ
配管カバーは、給湯器の配管を保護する役割を持つパーツです。また、配管カバーを取り付けることによって、見栄えを良くできるため、住宅の外観を損ないたくないと考えている方にもおすすめできます。ただし、配管カバーは絶対につけなければならないわけではありません。取り付けていなくても給湯器は問題なく作動しますし、行政などから指導を受けることもありませんので安心してください。中には、給湯器取り付け時の見積もりに配管カバーの取り付けが含まれているケースもありますが、絶対に必要なわけではありませんので、不要な場合やコストを抑えたい場合は、配管カバーが不要な旨を業者にハッキリと伝えることをおすすめします。