落雷が原因で故障したときの対処法を紹介!
大きな落雷があった直後に給湯器が動かなくなった場合、本体あるいは内部パーツが雷によって何らかの影響を受けている可能性が高いです。とはいえ、落雷はそう頻繁にあるものではないため、
「何がどうなっているの?」
となってしまいますよね。そこでこの記事では、落雷で給湯器が動かなくなる原因と、対処法について詳しく解説していきます。
1:落雷で給湯器が動かなくなる原因
落雷で給湯器が動かなくなる原因としては、以下のようなことが考えられます。
・電圧スパイク
・電磁波干渉
・電源の一時的な切断
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
・電圧スパイク
電圧スパイクとは、電力線が一時的に電圧上昇を起こすことを指します。このようなトラブルが起こると、通常とは異なる予測していない電圧が流れるため、給湯器の内部部品が不具合を起こしたり、故障したりしてしまうのです。
・電磁波干渉
雷からは、強力な電磁波が出ています。電磁波というのは、給湯器をはじめとする精密機器の大敵であり、まともに受けるとほとんどの精密機器が故障してしまうのです。
・電源の一時的な切断
落雷の影響で、給湯器の電源が一時的に落ちてしまうケースも比較的多いです。この場合、給湯器が自動的にリセットされることもありますが、手動で再起動が必要になる場合もあります。
2:落雷直後に給湯器が動かなくなったらどうすればいい?
では次に、落雷直後に給湯器が動かなくなった場合の対処法について、詳しく解説していきます。
・電源をオンオフしてみる
落雷が原因で給湯器が動かなくなったら、ひとまず電源をオンオフしてみましょう。一時的に緊急停止しているだけであれば、再起動するだけで元に戻ります。ただし、ブレーカーが落ちている場合は、電源をオンオフするだけでなく、ブレーカーをあげる必要が出てきますので注意してください。
・運転エラーが出ていないかを確認する
給湯器は、何らかの不具合が生じるとリモコンにエラーコードが表示される仕組みになっています。例えば、リンナイの場合だと以下のようなコードが表示されます。
L1:リモコンの電源が切れている
E9:電源ユニット不良
99:機器運転停止
710:電子ユニット異常
エラーコードを確認することによって、トラブルの原因と対処法を突き止めやすくなりますので、忘れずに確認してください。
・修理業者に連絡を入れる
何をやっても問題が解消できない場合は、修理業者に連絡を入れましょう。落雷が原因で給湯器が故障してしまった場合、内部パーツの交換などが必要になるケースもあり、これらは利用者自身では対応できません。また、漏電や感電などのリスクもありますので、安全に対処するためにも速やかに業者に連絡を入れることをおすすめします。
3:落雷が原因で給湯器が故障した場合の修理費用目安は?
落雷が原因で給湯器が交渉した場合は、ざっくり7,000円~5万円前後の修理費用がかかるケースが多いです。
ただし、これはあくまでも目安であり、状況や破損箇所によっては5万円以上の費用がかかることもありますので注意しましょう。
・落雷が原因で給湯器が故障した場合は火災保険が使える!
落雷によって給湯器が故障した場合は、高額な修理費用がかかると解説しましたが、火災保険を使って修理できるケースもあります。
その際は、様々な手続きが必要になりますので、正しい進め方を理解しておかなければなりません。
・すぐに業者を見つける
落雷によって故障した給湯器を火災保険で直したい場合は、業者の力を借りる必要があります。なぜなら、見積もり書をはじめとする様々な書類が必要だからです。そのため、まずは信頼できる業者を見つけて、相談するところから始めましょう。
・故障箇所を撮影しておくのが大切
火災保険を使って給湯器を修理する場合は、落雷あるいは火災保険の適用内の自然災害が原因で故障したということを証明しなければなりません。そのためには、故障した場所を写真に収めておくのがおすすめです。そうすることによって、保険会社との打ち合わせややり取りをスムーズに進めやすくなります。
・給湯器が落雷で故障した場合はメーカー保証を使える?
給湯器が落雷で故障した場合、修理費用はかなり高額になります。そのため、多くの方が火災保険を使って修理しようと考えると思いますが、火災保険の特約が適用されるのは、電気的あるいは機械的故障となり、メーカー保証期間中の故障については対象外です。つまり、メーカー保証期間中の場合は、火災保険ではなくメーカー保証を使って修理する必要があるということです。ただし、落雷をはじめとする自然災害を保証条件に含めているかどうかはメーカーによって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
4:まとめ
落雷によって給湯器が故障した場合は、ひとまず原因を突き止めるところから始めなければなりません。よくある原因としては、
・電圧スパイク
・電磁波干渉
・電源の一時的な切断
などがありますが、これ以外に原因がある場合もありますので、よくわからない場合は業者に相談しましょう。落雷によって給湯器が故障した場合は、5,000円~5万円前後の修理費用がかかることが多いのですが、メーカー保証や火災保険を使って修理ができる場合もありますので、忘れずにチェックしておいてください。