給湯器交換は給湯器マーケット

給湯器の中和器とは?寿命や交換手順、注意点を紹介!

  1. HOME
  2. 給湯器の中和器とは?寿命や交換手順、注意点を紹介!

近年注目を集めている、高効率ガス給湯器のエコジョーズには、中和器という部品が取り付けられています。そんな中和器は、消耗品ですのでいつか必ず取り替えなければなりません。そこでこの記事では、中和器の役割や寿命、交換手順について詳しく解説していきます。

1:給湯器の中和器とは?

では早速、中和器の役割と、詰まった場合に起こる弊害について詳しく解説していきます。

役割

中和器とは、エコジョーズという給湯器に取り付けられている部品であり、酸性水を中和する働きを持っています。というのも、エコジョーズは高効率ガス給湯器であり、機械の性質上「ドレン」という物質が発生します。このドレンを処理するために必要な「炭酸カルシウム」が入った機械のことを、中和器と呼ぶのです。

詰まるとどうなる?

冒頭でも解説したように、中和器は消耗品であり、時間の経過とともに劣化していきます。中和器が劣化すると、内部が汚れていき、ドレンが正常に排水されなくなります。そうなると、安全面を考慮して給湯器の運転が停止しますので注意が必要です。また、中和器は凍結してしまう可能性があり、凍結した場合も同様に運転が停止しますので、事前に対策をしておかなければなりません。

2:給湯器の中和器には寿命がある?

中和器の寿命は、給湯器本体同様10年といわれています。もっとわかりやすくいえば、含まれている「炭酸カルシウム」が無くなった段階で交換をしなければなりません。中和器を使用している給湯器、つまりエコジョーズを使っている場合、いつか必ず中和器の交換が必要になりますので、ぜひ覚えておいてください。

給湯器の中和器のエラーコード

給湯器に何らかの不具合や異常が見られた際に表示されるエラーコードには、様々な種類があります。中でも、以下のエラーコードは中和器に関連するものですので、意味や対処法を事前に確認しておきましょう。

920

「920」は、中和器がもうすぐ寿命を迎えることを知らせてくれるエラーコードです。製品によっては「92」と表示されることもありますが、意味は変わりません。上記のコードが表示された場合、炭酸カルシウムが不足している状態となっていますので、業者に連絡を入れて部品を交換してもらいましょう。

930

「930」は、既に中和器が寿命を迎えたことを知らせてくれるエラーコードです。上記のコードが発生した場合、内部の炭酸カルシウムが全く無い状態となり、交換しないと給湯器を使えません。930が表示されると、日常生活に支障をきたす可能性が高くなりますので、速やかに業者に連絡を入れて交換してもらってください。

3:給湯器の中和器を自分で交換する手順

中和器は、以下の手順通り行えば自分で交換することも可能です。

1:給湯器のコンセントを抜く

2:中和器の電気配線を外す

3:新しい中和器を取り付けて、電源を入れる

4:リモコンで中和器交換時のリセットを行う

5:お湯が出るかを確認して完了

ただし、給湯器本体の内部構造に関する知識が必要であり、メーカーもDIYを推奨しているわけではありませんので、心配な方は専門業者に相談しましょう。

給湯器の中和器は自分で交換するときの注意点

では次に、給湯器の中和器を自分で交換するときの注意点について詳しく解説していきます。

必ずしも費用が安くなるとは限らない

この記事を見ている方の中には、「費用を抑えるために自分で中和器を交換したい」と考えている方もいるでしょう。ただ、費用を抑えるためにDIYで中和器の交換を行って、万が一失敗してしまった場合は、業者に連絡を入れて対応してもらわなければなりませんので、結果的にコストがかかってしまうのです。また、

・ガス漏れ

・漏電

など、知識不足が原因で様々なトラブルを引き起こしてしまった場合は、本来支払う必要がなかった修理費用や交換費用がかかってしまうケースもありますので注意しましょう。

全て自己責任

中和器の交換を自分で行う場合、何があっても自己責任となります。業者に依頼する場合、万が一トラブルが起こったとしても保証を受けられる可能性がありますが、自分で行う場合は保証が一切適用されません。 そのため、給湯器の構造を理解している方、あるいは中和器の交換経験がある方以外は専門業者に依頼した方が良いといえます。

4:まとめ

給湯器の中和器とは、ドレンという物質を中和するための部品です。中和器があるおかげで我々は安心してエコジョーズを使い続けられるのですが、中和器は消耗品であり、時間の経過とともに内部の炭酸カルシウムが減っていきます。炭酸カルシウムがなくなると、ドレンを中和できなくなるため、交換をしなければなりません。中和器の交換はDIYでも行えますが、専門知識が必要であり、失敗したときのリスクが非常に大きいため、不安な方は専門業者に依頼することを強くおすすめします。