給湯器は精密機器ですので、定期的に点検が必要です。とはいえ、「どのタイミングで点検すればいいかわからない」という方もいるでしょう。そのような方は、給湯器のリモコンに「エラー888」が表示されたタイミングを1つの目安にしてみてください。この記事では、給湯器のリモコンに表示される「エラー888」の意味と対処法について詳しく解説していきます。
1:給湯器に「エラー888」が表示される原因と対処法
では早速、給湯器に「エラー888」が表示される原因と対処法について詳しく見ていきましょう。
原因
「エラー888」は、点検時期が近付いたことを意味するエラーコードです。明確には、「点検をしてくださいね」という意味合いですので、エラーが起こっているわけではありません。このようなことから、深刻度はそこまで高くなく、使用できなくなったり、事故に繋がったりする可能性は低いといえます。
対処法
「エラー888」が表示された場合でも、給湯器自体は問題なく使えます。ただ、冒頭でも解説したように給湯器は精密機器ですので、定期的に点検しなければなりません。点検を一切せずに使い続けると、故障や不具合に繋がるだけでなく、事故や怪我のリスクも高くなりますので、できるだけ早く業者に連絡を入れて点検をしてもらいましょう。
2:給湯器の「エラー888」を放置しているとどうなる？
この記事を見ている方の中には、「故障や不具合じゃないなら何もする必要はないな」と感じている方もいるでしょう。ただ、給湯器の「エラー888」を放置すると、以下のようなトラブルを引き起こす可能性が高くなりますので注意してください。
一時的に解除してもすぐにまた表示される
「エラー888」は、給湯器の点検時期を示すコードです。故障や不具合が起こっているわけではなく、メーカーや製品によっては一時的にコードを消去できるケースもあります。ただ、しばらく使い続けると再度表示されるため、一時的な消去は根本的な解決にはなりません。「何度も表示されて鬱陶しい」
と悩んでいる方は、給湯器を安心して使い続けるためにも、できるだけ早く点検を受けましょう。
故障や不具合が起こってお湯が出せなくなる可能性がある
給湯器は精密機器であり、時間の経過とともに劣化していきます。一切点検をしていないと、そのうち内部の部品など様々な箇所に不具合が生じ、お湯が出せなくなってしまうこともあるのです。お湯が使えない生活をイメージできない方もいると思いますが、想像以上に不便です。給湯器が故障すると、しばらくは不便な生活が続きますし、修理や交換に高額な費用がかかる可能性もありますので、早めに点検を受けましょう。
修理代が高額になる
「エラー888」が表示されたタイミングで点検を行うことによって、不具合や故障を早期発見しやすくなります。そうなれば、一部の部品交換や簡単な修理で済む可能性が高くなりますので、結果として修理代の節約にも繋げられるのです。逆に、いつまでも点検をせず、故障や不具合が起こってから動き出すと、修理代が高額になる可能性が高くなりますので注意してください。
3:給湯器に「エラー888」が表示されたら交換？それとも修理
「エラー888」が表示された場合は、点検を受ける必要があります。点検を受けた結果、不具合や故障が発生しているとわかった場合は、修理もしくは交換をしなければなりません。とはいえ、修理と交換では費用も時間も大きく変わってくるため、
「どちらを選択すべき？」
と悩んでいる方もいるでしょう。そのような方は、以下のポイントを参考にしながら修理するか、交換するかを判断してみてください。
修理がおすすめの場合
点検の結果、軽微な不具合が生じているとわかった場合は、修理を選択して問題ないでしょう。例えば、1つの部品を交換するだけで良い場合や、ちょっとしたメンテナンスで済む場合、修理を選択した方がコストを抑えやすくなります。
交換がおすすめの場合
一方で、給湯器の購入からかなり時間が経っており、深刻な不具合や故障が発生している場合、修理よりも交換の方が長い目で見るとお得になることもあります。交換が必要であるにもかかわらず、費用を抑えるために修理を選択してしまうと、何度も修理をしなければならなくなったり、結果として交換費用が高くついたりしますので、慎重に検討していきましょう。
4:まとめ
給湯器のリモコンに「エラー888」が表示された場合、点検時期が近付いている証拠です。不具合や故障が起こっているわけではないため、緊急性はそこまで高くなく、急にお湯が使えなくなることもありません。しかし、給湯器は精密機器であり、定期的に点検をしないと故障する可能性が高くなります。給湯器を長く、安全に使い続けるためにも「エラー888」が表示された場合は、できるだけ早く業者に連絡を入れましょう。
