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給湯器の点検は義務なの?費用目安や悪質業者を避けるコツを紹介!

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給湯器は精密機器ですので、定期的に点検をしなければなりません。とはいえ、中には「点検は絶対にやらないといけないの?」という疑問を抱えている方もいるでしょう。そこでこの記事では、給湯器の点検は義務なのか、費用はどれくらいなのか、悪質業者を避けるためにはどうすればいいのかということについて詳しく解説していきます。

1:給湯器の点検には2種類ある

給湯器の点検には、以下2つの種類があります。

・法定点検

・定期点検

それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

法定点検

法定点検は「長期使用製品安全点検制度」に則って行われる点検です。給湯器だけでなく、湯沸かし器も上記制度の対象となっています。法定点検は、使用者と製造・販売者双方に課された責務となっており、事故を防ぐ目的で行われます。製造から9~11年の間に1度だけ行われる点検であり、そう頻繁に行うものではありません。

定期点検

定期点検とは、給湯器を製造しているメーカーが行う自主点検のことです。時期やタイミングに関係なく、使用者が希望すればいつでも行えます。定期点検を行うことによって、給湯器の不具合や故障をすぐに見つけられるため、事故を防ぐと同時に、給湯器を長持ちさせやすくなるのです。

2:給湯器の点検は義務なの?

定期点検については、使用者が希望して行う点検ですので義務ではありません。一方、法定点検は定期的に行う必要があります。こう聞いて、「法定点検をしないとどうなるの?」という疑問を抱く方もいると思いますが、特に何も起こりません。なぜなら、法定点検は義務ではなく「責務」だからです。とはいえ、重大な事故に繋がる故障や不具合が起こっていないかを確認する大切な点検ですので、安心して給湯器を使い続けるためにも必ず行うことをおすすめします。

給湯器の法定点検には費用がかかる?

給湯器の法定点検は、基本的に有償で行われます。費用は給湯器の状態によっても異なりますが、大体5,000円~10,000円前後になることが多いです。ただし、不具合や故障が見つかった場合、別途修理費用や交換費用が発生してきますので注意しましょう。

3:給湯器における法定点検の流れ

では次に、給湯器における法定点検の流れについて詳しく解説していきます。

ステップ1:ユーザー登録を行う

給湯器を購入すると、本体と一緒にユーザー登録用の案内が渡されます。同封された書類を記入して郵送もしくは店舗に届ければ、ユーザー登録は完了です。ユーザー登録は、給湯器の所有者であることを証明するための重要な作業ですので、忘れずに行っておきましょう。

ステップ2:点検時期の通知を受け取る

法定点検の時期が近づくと、登録先から通知が来ます。中には、通知ではなくリモコンに表示されるケースもありますので、事前に確認しておくのがおすすめです。

ステップ3:点検を申し込む

通知が来たら、自ら販売店もしくはメーカーに連絡を入れて、点検の予約をする必要があります。販売店やメーカーから連絡が来るわけではありませんので注意してください。法定点検の予約をする際は、

・製品名

・製品番号

を事前に確認しておきましょう。これらは、ユーザー登録の控えや本体に貼られているシールで確認できます。

ステップ4:点検実施

点検当日は、使用者立ち合いのもと作業が行われます。大体1時間ほどで終了することが多いのですが、給湯器の設置場所や種類によってはもう少し時間がかかってしまうこともありますので、事前に終了目安時間を確認しておくのがおすすめです。

給湯器の法定点検を装った詐欺が急増している?

給湯器の法定点検は、安心して給湯器を使い続けるために重要な作業ですが、近年では法定点検を装った詐欺が急増しているため、事前に正しい知識を身につけておかなければなりません。以下、法定点検でよくある詐欺手口と、悪質業者を避けるコツについて詳しく解説していきます。

よくある詐欺手口

給湯器の法定点検でよくあるのは「点検商法」という手口です。あたかも正規の業者であるかのようにふるまい、巧みな話術で無料点検の約束を取り付け、点検をしてから「ここが故障している」「この部品は修理が必要」というような形で、追加料金を請求してきます。また、過度に不安を煽って点検や修理、交換を勧めてくる業者もありますので注意が必要です。

悪質業者を避けるコツ

給湯器の法定点検で詐欺被害に遭わないためには、点検の流れをしっかりと頭に入れておくことが大切です。先ほども解説したように、法定点検は使用者が自ら業者に連絡を入れて、点検日時を決めます。給湯器メーカーが自ら訪問し「点検をしませんか?」といってくることはありませんので、ある日突然訪問してきて点検を勧めてくる業者は利用しないようにしましょう。

4:まとめ

給湯器には、法定点検と定期点検があります。法定点検は義務ではないものの、使用者と製造・販売者の責務となっているため、必ず行うようにしてください。また、法定点検は基本的に有償となり、5,000円~10,000円前後の費用がかかります。近年では、給湯器の法定点検を利用した詐欺被害なども増えていますので、少しでも怪しいと感じた場合は契約、あるいは依頼をしないようにしましょう。