メリット、デメリットを紹介!
給湯器をつけっぱなしにしておくことによって、いつでも気軽にお湯を出せるようになります。とはいえ、中には「給湯器って、つけっぱなしにして大丈夫なの?」という疑問を抱えている方もいるでしょう。そこでこの記事では、給湯器をつけっぱなしにするメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
1:給湯器をつけっぱなしにするメリット、デメリット
では早速、給湯器をつけっぱなしにするメリットとデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
・・メリット
給湯器をつけっぱなしにしておけば、蛇口やレバーを引くだけでいつでも気軽にお湯を出せるようになります。
「あ、給湯器を切っていたんだ・・・」
と、わざわざ給湯器のスイッチを入れに行く必要もないため、家事の効率も高まりますし、ストレスも軽減できます。
・デメリット
給湯器の種類や年式によっては、火災のリスクが高くなりますので注意が必要です。
特に、バランス釜タイプの給湯器は、本体の中で種火を燃やしているため、安全装置が劣化している場合は火災が起こりやすくなります。
また、光熱費が若干高くなってしまう可能性があることも、デメリットの1つといえるでしょう。
2:給湯器をつけっぱなしにするとガス代・電気代はどうなる?
給湯器をつけっぱなしにすべきか、それとも都度消しすべきかで悩んでいる方の中には、光熱費について気になっている方もいるでしょう。
特に気になるのが、ガス代と電気代ですよね。
ここからは、給湯器をつけっぱなしにするとガス代や電気代はどうなるのか、ということについて詳しく解説していきます。
・ガス代
結論からいってしまうと、給湯器をつけっぱなしにしてもガス代はかかりません。
なぜなら、給湯器がつけっぱなしでも、燃焼しなければガスを消費しないからです。
ただ、うっかりお湯をひねってしまった場合はガス代が発生しますので注意しましょう。
・電気代
給湯器をつけっぱなしにした場合、多少なりとも電気代がかかります。
なぜなら、待機電力を消費するからです。
とはいえ、給湯器の待機電力はせいぜい月に数十円程度であり、年換算しても数百円程度にしかならないため、そこまで大きな出費にはならないといえます。
3:給湯器をつけっぱなしにするときの注意点
では次に、給湯器をつけっぱなしにするときの注意点について詳しく解説していきます。
・古い給湯器はつけっぱなしにするとトラブルが起こりやすくなる
給湯器の耐用年数は、おおむね10年程度といわれており、製造後10年以上が経過している給湯器は、部品や配管が劣化している可能性が高いです。
そのため、つけっぱなしにしていると故障する可能性があります。
もちろん、原因が他にある場合もありますが、少なからず新しい給湯器よりは、つけっぱなしによる故障のリスクが高くなりますので注意しましょう。
・バランス釜タイプの給湯器をつけっぱなしにすると火災の原因になる
先ほども解説したように、バランス釜タイプの給湯器はつけっぱなしにすると種火がついたままになります。
そのため、火災のリスクが高くなりますし、当然ガス代もかなり高額になってしまいますので、使っていないときは必ず消しておきましょう。
給湯器を都度消しするときの注意点
では次に、給湯器を都度消しするときの注意点について詳しく解説していきます。
・凍結防止機能を確認しておく
給湯器を都度消しするときは、必ず凍結防止機能を確認しておきましょう。
というのも、モデルによっては「凍結防止機能」「凍結予防運転機能」などが搭載されているものもあります。
これらの機能が作動しているときに電源を切ると、内部で不具合が起こる可能性が高くなります。
凍結防止機能については、取り扱い説明書に必ず記載がありますので、事前に確認しておいてください。
・コンセントを抜くのはNG
給湯器を都度消しすること自体は問題ありませんが、コンセントは抜かないようにしましょう。
というのも、先ほど紹介した凍結防止機能は、電源を切っていても自動で作動します。
しかし、コンセントを抜いてしまうと凍結防止機能が一切作動しなくなるため、内部が凍ってしまう可能性が高くなるのです。
4:まとめ
給湯器は、つけっぱなしでも都度消ししても問題ありません。電気代やガス代などが気になる方や、古い給湯器を使っている方は都度消ししても良いですし、それ以外の方はつけっぱなしでも良いでしょう。つけっぱなしにする場合、特に注意すべきことはないのですが、都度消しする場合はコンセントを抜かないようにしてください。コンセントを抜くと、本来は電源を切っていても作動する「凍結防止機能」が作動しなくなり、内部が凍ってしまう可能性が高くなります。使っていない電化製品のコンセントを抜く癖がついてしまっている方は、不測の事態を避けるためにも給湯器をつけっぱなしにしておくのがおすすめです。